Momooki (ものおき)

備忘録や日々の出来事、つぶやきなどを置いておく場所

これからの「生理」の話をしよう

タイトルは哲学者 マイケル・サンデルの著書をもじったもの。

 

ふざけたタイトル付けやがってと思っているそこのあなた、覚悟は出来ているか?

私はこの記事で生理の在り方について、持論を述べるつもりである。

苦手な人はブラウザバックを推奨。

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生物学上女性として生まれた人であれば基本的に誰しも経験するであろう生理。

ズボンやパンツ、布団を汚したりと、失敗も誰しも経験していると思う。

 

ここで私の失敗談を1つ。

妹・弟・私の3人で祖父母の家に遊びに行った時のこと。

畳の部屋で妹弟と共に敷布団を並べて寝た。夜中に誰かに叩き起されて、何事かと思い目を開けると、顔を真っ青にした弟が。私が身体を起こして、弟が指す方をみると、そこには真っ赤に染った布団が。

 

弟「死んだかと思った」

 

当時はやってしまったという気持ちが大きかったが、今となっては弟との笑い話である。

 

生理と共に生きていればこのくらいのことは皆経験しているのではないか。

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今でこそ、昔と比べて生理についての人々の理解度も上がったが、まだまだなかなかこういう話を話題に出すのはハードルが高いように思う。

かつて生理はいろいろな所で「血の穢れ」としてタブー視されているものであったようである。なんだよ血の穢れって。血くらいお前にも流れてるだろう。血液型無かったら生命は維持できないし、生理がなければ子供だって作れないのに。

と腹が立ったりもしたが、無知故にということで許してあげよう。優しいね😊

 

現代人は昔の人と比べて生理による身体への負荷が増えているという話を、人間の妊娠について扱った番組で観た。

そもそも初潮の年齢が昔と比べて早まっている上に、子供を産む人数が減っている(妊娠中は生理が来ない)ため、生涯で経験する整理の回数がかなり増加しているということらしい。

 

冷静に考えて、毎月1週間くらいの間、もれなく股から血が定期的に垂れ流されるって、辛くない?それに加えて頭やお腹が痛くなったり、気分が悪くなったり、イライラしたりするんだよ?その状態で普通に生活しなくちゃいけないなんておかしいよね???

この記事を読んでいる男性諸君にも想像して見てほしい。生理中は嫌でもトイレで自分の経血で汚れたナプキンやら何やらと対峙することになるのである。トイレで便座に座って用を足しているときに、パンツの上で赤く染ったナプキンが目に入ると、痛みが無かったとしても、なんとも言えない不快な気持ちになる。

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生理による負荷が増えている一方で、医療の発達により生理を軽くするための手段も増えている。

低用量ピルがその代表例である。

私も低用量ピルユーザだ。貧血が酷く、経血の量が多いのではというところで、治療のために飲んでいる。経血の量なんて人と比べないから分からないよ、と思うかもしれないが、ネットで調べると一般的な経血量の目安が出てくるので、気になる人は調べてみると良いと思う。私がピルを飲み始めた当時、私の経血は鶏レバーのような塊がなんども排出されるような感じだった。ピルを飲み始めてからは、貧血も改善したし、生理自体の重さも軽減されて、人間生活がだいぶ楽になったと思う。もっと早く飲み始めれば良かった。

低用量ピルは生理による症状の軽減だけでなく、避妊効果や、肌荒れの改善にもなったりするので、得られる恩恵は大きい。お財布と相談になるが、特に生理に苦しんでいる人にはオススメしたい。

私は通院して産婦人科の先生に診てもらって低用量ピルを処方してもらっている。貧血の治療の為の処方になるので、保険適用で薬代がだいぶ安く済んでいる。月経困難症や過多月経などは保険適用になるので、相談してみると良いと思う。

オンライン診療も普及しつつあるが、私は通院をおすすめする。オススメする理由は次の通り。

・保険適用で一度に処方できる量が3ヶ月のため、3ヶ月に1度通院の必要があるが、定期的に血液検査を実施してもらえて、なにか心配事があった時に直接相談できる

・私の通っている病院に限ったことかもしれないが、定期的に子宮頸がん検診を行ってもらえる

オンライン診療でも保険適用できる場合はあるし、通院しなくて良い点で楽かもしれないが、通院するハードルが低い人は是非直接診療を検討してみて欲しい。

産婦人科に通院するのに周りの目が気になるという人がいるかもしれないが、低用量ピルは広まりつつあるし、病院の先生は受診したことを否定するようなことは絶対しない。生理の悩みに対して真摯に相談に乗ってくれるはずだ。

 

定期的な通院や、そもそも毎日薬飲むのはちょっと......という人には、IUS(子宮内黄体ホルモンシステム)という手段もあるようだ。こちらは子宮内に黄体ホルモンを分泌する小さなカプセルのようなものを直接挿入するもので、低用量ピルと同様の効果が5年ほど継続する。もちろんIUSの挿入で生活に支障が出ることはない。

 

こんな感じで、生理を上手く対処する手段は色々とあるので、生理つらいなぁ、嫌だなぁと少しでも悩んでいる人は、自分でも情報を集めてみて、なにか利用を検討してみてはどうだろうか?

ここまで読んで下さった方のなにか助けになれば、この記事を書いた意義がある。

 

(ここに書いたことについて、間違った内容があるかもしれないので、実際に利用を検討する際は、1度自分の手でも調べてみてください。🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️)